年末にかけて日経平均は再び3万円台に乗せると予想

 日米とも、企業業績の好調さが株価上昇の原動力となりつつあります。金融相場から、業績相場への転換点を迎えつつあると思います。米景気は好調ですが、インフレ率の高止まりが続いていることが不安材料となっています。

米インフレ率(CPI総合指数・コア指数の前年比騰落率)推移:2020年1月~2021年10月

出所:米労働省

 米国の金融政策を決めるFRB(連邦準備制度理事会)がテーパリング(量的金融緩和の縮小)を開始、来年後半には利上げも視野に入ってきました。金融緩和で株が上がる「金融相場」は終了しつつあると思います。

 ただし、そこで企業業績の回復が顕著になってきましたので、日米とも企業業績が株価を押し上げる段階に入りつつあると思います。日経平均は、年末にかけて再び、3万円台に上昇すると予想しています。