今日の為替トレッキング

今日の一言

元気をだせ。明日には何もかも新しいレースがはじまる

There Must Be An Angel

 最新の調査によると、投資家が今最も注目しているトピックは、「インフレ」と「エネルギー」。新型コロナと中国恒大集団はランク外へと消えました。そして「インフレ」と強く関連しているのが、中央銀行の「利上げ(前倒し」」。今週は3つの中央銀行が政策金利を発表します。来月11月はFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されます。11月のマーケットは、「インフレ」、「エネルギー」、「利上げ」の三つがキーワードになりそうです。

 今週は月末ということもあり、重要な経済指標が多く発表されますが、そのなかでも注目はカナダ銀行、日銀、そしてECB(欧州中央銀行)の政策金利発表。カナダは雇用統計も強く、消費者物価指数も上昇。原油価格の上昇を追い風に経済見通しも上向き、量的緩和政策はもはや不要だというのがカナダ銀行の考え。利上げ前倒しの期待も高まっています。カナダ銀行のマックレム総裁は「量的緩和終了より前に利上げする」可能性があると述べています。

 ECBは12月の会合で「重大な政策変更を行う」と予告しています。PEPP(パンデミック緊急債券購入プログラム)の終了に関して今回そのヒントが得られるかもしれません。日銀は参議院選挙を前に日銀の政策変更はありませんが、展望レポートを発表。

 経済指標では、米国、ドイツ、ECBの7-9月期GDP(国内総生産)に注目。29日発表の個人消費支出(PCEコアデフレーター)はFRB(米連邦準備制度理事会)が注目する米国のインフレ指標です。