気になるあの本をチェック!

株で資産3.6億円を築いたサラリーマン投資家が教える 決算書「3分速読」からの“10倍株”の探し方

答えてくれた人

KADOKAWA ビジネス・ノンフィクション部 ビジネス2課・荒川三郎さん

著者ってどんな人?

はっしゃんさん
投資家Vtuber、個人投資家、決算書投資の達人。『投資家Vtuberはっしゃん「kabukabiz tv」』を運営。サラリーマン時代に従業員持株会から投資を始め、投資歴は25年。リーマンショックなどで資産を減らすこともあったが、決算分析・理論株価・四季報・月次情報などを武器に30代で資産1億円を達成。2019年、資産3億円を突破した後、サラリーマンを卒業し、独立起業。好きなものは、コーヒーと熱帯魚、マラソン、料理。

どんな人にオススメ?

・決算書分析を投資に生かしたい人
・決算を読めるようになりたい投資の素人
・株式投資の初心者から中級者になりたい人

この本の、ここが読みどころ!

 僕は今まで「PER=割高/割安の指標」と捉えてました。 だから、「PER=〇〇以下だから割安でお買い得」と安易に株を買い、「なんか、割高株こそ買われて、株価も上がってないか?」と、損をするたび、疑問に思ってました。でも、今回、PERやROEといった指標の本質を教わり、「セオリー通りに買ってるはずなのになぜか損するしくみ」が氷解。今まで誰にどう聞いていいか分からなかったことがやっとこの本を作っていく最中に次々と理解できるようになり、編集者ならではの「役得」を実感しました。ぜひこの得を読者の皆さんにもお裾分けしたいです。

編集者の制作秘話

「定価1,540円(税込)、ページ数208」

 これが私が会社で本書企画を通したときの数字です。「だいたいこのページ数におさまるよう書いてください。超えると定価を上げることになるので」と、打合せで、著者のはっしゃんさんに言いました。

 でも、いただいた原稿は1秒で「完全オーバー」とわかる量。

「全然、話聞いてないやん、ほんま」と僕は関西弁でプリプリ怒り、カットする気マンマンで編集に臨むも、ページ減はできませんでした。「これはファンダメンタル分析書籍の金字塔になる」そう確信するくらい、想像の数十倍、素晴らしい原稿だったのです。

 読者の皆さんにはごめんなさいなのですが、最終的には、定価1,870円(税込)と当初の想定よりかなり高額。しかもページ数は280とずっしり読み応えあり。普通の投資本より持った時の重みが違うはずです。ただし!「それ以上の価値がある」と、私は心底思ってます。