今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは115.00

下値メドは113.55

米フェデックス、人件費の高騰でコストが前年同期比4.5億ドル増加。

 19日(火曜)のドル/円は、円安圏で横ばい。高値114.40円、安値113.88円、1日の値幅0.52円。 

 この日は114.30円からスタート。円安水準で始まりましたが、ドル売り優勢のなかで上値が重くなり、 114円を抜けると欧州時間に113.88円まで下落。しかし113円台の押し目買いは強く再び上昇、NY時間夕方までかけて114.40円をつけました。終値は114.39円(前日比+0.07円)

 次のターゲットは2018年高値の114.55円。ドル/円の高値は114.46円(金曜)、114.45円(月曜)、114.40円(火曜)と、3営業日連続で上抜けは失敗。114.50円から115円にかけては2017年半ばから2018年にかけて何度も挑戦しては押し戻されているだけにかなり強力な抵抗ゾーンです。ノックアウトも多数観測。ただ114.50円を本気で抜けた時はストップで一気に115円までもっていかれる可能性もあります。

 19日の豪ドル/円は「豪ドル高」。高値85.54円、安値84.66円。 

 この日はオープンからほとんど下がることなく、84.66円を安値に東京時間日中に85円にのせるとNY時間には85.54円まで上伸。今年の高値85.80円が見えてきました。終値は85.51円(前日比+0.77円)。

 先月までの豪ドルは「弱い通貨」でした。米長期金利の上昇で豪ドル金利の相対的魅力が薄れたことに、中国の景気後退懸念が重なったことがダメージとなりました。

 しかし中国恒大集団の破綻リスクがいつの間にか忘れられるなかで、エネルギー危機が勃発。資源通貨である豪ドルやカナダドルが再評価されています。RBA(豪準備銀行)は政策金利を2024年まで据え置くというのが公式見解ですが、国内経済の見通しに強気であることからマーケットは利上げ前倒しをじわじわ織り込みはじめています。これも豪ドルの買い材料。ポジション的には「豪ドルショート」を抱えているマーケットの買い戻しが豪ドル高を加速させそうです。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成