総合商社など高配当利回りの資源関連株「買い場」と判断

 三井物産(8031)(予想配当利回り3.4%:株価2,610.5円:1株予想配当金90円)、三菱商事(8058)(予想配当利回り3.6%:株価3,700円:1株予想配当金134円)など、資源関連の高配当利回り株は買い場と判断しています。

 日本の大手総合商社は、LNG(液化天然ガス)ビジネスに幅広く投資してきました。これまで天然ガス価格は長期的に低迷していたため、それが業績にあまり貢献してきませんでした。脱炭素が進む中で、世界的にLNG需要の拡大が続くと予想していますので、総合商社に追い風と判断しています。

 なお、大手総合商社をはじめとした高配当利回りの投資参考銘柄ついて、6月15日に日経BPより出版された拙著「NISAで利回り5%を稼ぐ、高配当投資術」でさらに詳しく解説していますので、ご参照ください。

 私が25年の日本株ファンドマネージャー時代に得たバリュー(割安株)投資のノウハウを、初心者に分かりやすく解説しています。NISAを使って高配当利回り株に長期投資して資産形成を行っていくことを考えている個人投資家にぜひお読みいただきたい内容です。

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