高配当利回り株投資は、節税口座で

 本欄に何回も書いてきたことですが、私は日本株は割安で、時間分散しながら日本株に投資していくことが中長期の資産形成に寄与すると考えています。グロース(成長)株ばかりでなく、配当利回りの高い大型バリュー(割安)株にも、積極的に投資していくべきと考えています。

 高配当利回り株への長期投資には、売買益や配当金が非課税になるNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)口座を使うと良いと思います。つみたてNISAでも非課税投資はできますが、つみたてNISAでは投資信託しか投資できません。個別株を買うには、NISAを選ぶ必要があります。

NISAもつみたてNISAもやっていない方が2021年4月時点で24.5%

 楽天DI(読者の皆さまへのアンケート調査)で、2020年および2021年のNISA・つみたてNISA利用状況についておうかがいし、4,800名を超える方から回答をいただきました。結果は、以下の通りです。

「2020年にNISA、つみたてNISAをしたか?」「2021年にNISA、つみたてNISAをしたか?」に対する回答(2021年4月時点)

出所:2021年4月楽天DI

 近年、非課税で資産形成できる制度が、いろいろ増えています。利用可能な範囲で、しっかり使いましょう。

 利用できる節税手段があるのに、使わないのは、とてももったいないことです。「よくわからない、面倒くさい」とほったらかしにすべきでありません。

 NISA口座で高配当利回り株5銘柄(平均配当利回り5%)合計120万円に投資すると、年間6万円(120万×5%)の配当金が得られます。

 課税口座(特定口座)で投資すると、6万円の配当金から約2割(正確には復興所得税を合わせて20.315%)の税金(源泉税)が差し引かれます(分離課税選択の場合)。6万円の配当金が出ても、税引き後で受け取れるのは約4万8,000円となります。

 しかし、NISAで投資すれば非課税なので、まるまる6万円受け取れます。