浪費を減らせば、働く時間も減らせる

 その出費は本当に価値あるものなのか、考えたことはありますか? 生活に必要な出費は消費です。金額以上の価値を生み出すことができる出費は投資です。価値を生まない出費は浪費です。

 働く意欲につながるご褒美やリフレッシュになる旅行やレジャーなどは浪費ではなく投資としての意味合いもあるかとは思いますが、その回数は妥当でしょうか。回数が増えると1回あたりの投資効果は薄れてしまいます。

 ストレス発散のための支出は根本解決にはならず浪費となることも多いでしょう。支出自体がなくなれば、その支出のために働く必要はなくなります。浪費を減らすことで仕事を増やすどころか減らしてもよくなるほどに家計は改善するはずです。

収入と手取り額は違う

 残業や副業などで収入を増やそうとしたときは、額面の収入金額と実際の手取りの金額に差が出ることに注意が必要です。所得の種類によっては税金や社会保険料が引かれます。

 1万円追加で稼いだからといって1万円使ってしまうと、結果的に家計の支出が増えてしまいます。使うときには実際にいくら手元に入るのかを考えた上で使わなければいけません。

 ですが、家計を改善したければ、収入を増やしても浪費をせず、貯蓄や投資など価値あるものにお金をまわすことをオススメします。

 いかがでしたか? 手取りで1万円を稼ぐには1万円以上稼ぎ続けなければいけません。頑張って稼いだお金は生活を豊かにしたり、楽しく過ごすために使いたいものです。収入を増やすために働く時間を増やしてしまうとよいお金の使い方をする時間が減ってしまいます。

 まずは固定費や無駄な浪費を削減し、本当に好きなことにお金も時間も使えるようにできたらいいですね。