今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは110.20円
↓下値メドは108.50円
トルコ中銀総裁、9月または10月の「利下げ」を示唆
15日(水曜)のドル/円は「円高」。高値109.75円、安値109.11円、値幅は0.64円。
この日は109.66円からスタート。上値は重く、東京時間の朝に109.75円をつけるのがやっとで、あとは下げる一方。夕方に109.50円前後の押し目買いゾーンを抜けると109.11円まで下落。109円割れは回避して終値は109.37円(前日比▲0.31円)。
14日に発表された米国の8月CPI(消費者物価指数)は予想以上に弱い結果。インフレが「一過性」に終わるというFRBの見解をある程度裏付ける内容で、利上げ期待の後退と共にドル売りが強まりました。
今日のドル/円のポイントは109円を下ブレークできるかどうか。108円台に行くならば8月4日以来になります。ただ8月も108円台に滞在したのはたった2日間で、押し目買い待ちは多そう。
109.50円から買い下がった人は、同レベルかその少し上で売りを出している模様で短期的な抵抗ゾーンを形成。米10年債利回りは1.30%に戻していますが、それでもドル/円が110円から下に離れたままなのは上値の重さを示しています。円安のことを考えるのは、110円に戻した後で。
15日のユーロ/円は「下落」。高値129.54円、安値129.06円。
130円台が重いと14日の為替Walkerに書きましたが、この日は東京時間朝の129.54円でギブして、NY時間には129.06円まで下落。ただ128円台突入は回避して終値は129.23円(前日比▲0.25円)。
129円台は8月25日から守られています。
15日の豪ドル/円は「豪ドル安」。高値80.35円、安値79.82円。
東京時間は80円割れ寸前まで売られたものの、なんとか80.35円まで反発。しかし円高が先導する全般的なクロス円下落の動きには逆らえず、ロンドン時間にとうとう80円を割ると79.82円まで下落。ここで待っていた買いに出会って80円台に戻し、NY株上昇も支えになって終値は80.21円(前日比▲0.09円)。
15日のポンド/円は「横ばい」。高値151.55円、安値150.82円。
14日に152円台後半から151円台前半まで比較的大きく下げた後、この日は151.55円まで小反発。
東京時間の朝と夕方の2回上抜けに失敗してロンドン時間に150.82円まで一段下げる。ジョンソン首相の内閣改造のニュースが伝わると、下げた分をほぼ取り戻して終値は151.39円(前日比▲0.05円)。