今日のレンジ予測

［本日のドル/円］

↑上値メドは110.50円

↓下値メドは109.50円

米国の追加失業給付金の多くが8月末で終了

　来週に迫ったFOMC（米連邦公開市場委員会）で緩和縮小のGOサインをもらうためには、絶対に合格しなくてはいけないテストがあります。それは、雇用（雇用統計）とインフレ（CPI）。

　雇用については、先月はクリアできたのですが（105.3万人）、今月は「不合格」（23.5万人）。インフレはどうかというと、7月は、マーケットの採点によると「足切りライン」ギリギリ。そして今夜は8月CPI（消費者物価指数）の発表。FOMCのテストに合格するかのラストチャンスです。

　13日（月曜）のドル/円は110円を挟んでウロウロ。高値110.16円、安値109.81円、値幅は0.35円。 

　週明けは109.82円からスタート。109.50円前後の押し目買いゾーンの厚さにビビって安値は109.81円でほとんど下がらず。東京時間夕方に110.16円まで上昇すると終値も110円台をキープして110.01円（前日比+0.10円）。

 13日のユーロ/円は129円台後半でウロウロ。高値129.94円、安値129.59円。 

　この日は東京午前に129.59円まで下げ、やっぱりユーロ安かと思わせてから反発、NY時間夕方には129.94円まで戻す。終値は129.93円（前日比+0.11円）。129.50円前後からは堅く、下げても129円台を8月25日から守っていますが、130円台は相変わらず重い。高値が130円より下だったのは今月初めて。

　13日の豪ドル/円は、81円を挟んだ動き。高値81.13円、安値80.66円。 

　東京時間午後に80.66円まで下げたあと、NY時間に81.13円まで反発。終値は81.09円（前日比+0.27円）。先月末まで強い抵抗ゾーンだった80円台中盤は支持ゾーンに変わっています。とはいえ、米雇用統計の発表があった今月3日に82.03円まで上げた勢いはなく、今は81円台を守るのに必死といったところ。中国の景気後退懸念が豪ドルにも悪い影響を及ぼしています。

出所：MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所：楽天証券作成