今週の指標:ドル/円

 先週末は、長期金利の低下からドルが売られたものの、米雇用情勢は改善しつつあり、量的緩和策の年内縮小観測が後退していることで、リスク回避的なドル売り・円買いがさらに強まる可能性は低いといえます。

 9月第1週公表の米雇用統計が堅調であれば、リスク回避的なドル売りは抑制されることになります。

先週の動き

 先週の週前半は量的緩和策の早期縮小観測が広がったことで、リスク選好的なドル買いで8月24日の1ドル=109.41円から110円台前半まで上昇。

 27日(金)は110.27円までドルが上昇後、パウエル議長の講演を受けて早期利上げ観測は後退し、ドル売りにつながって1ドル=109.84円で引けました。