今週の指標:日経平均株価

 今週は、先週末の27日(金)のパウエルFRB議長の講演を受けて、米国株式がどう動くかによって日経平均も連動することになります。

 米株式の堅調な動きが続けば日経平均も2万8,000円を試すことになりますが、市場ボリュームが少ないため、戻りは限定的となります。

 また、国内で新型コロナ感染者数が改めて拡大傾向を示せば、上値は重くなります。

 また、政局がらみもあり、気になるところです。当面は上昇しても2万8,200円水準から上はチャート的には厳しいといえます。

先週の動き

 先週の予測では、前々週に一時2万7,000円を切ったことで、チャートは下の流れが出てきていますが、今週は2万7,000円台で踏ん張ることができるかどうかとしました。

 結果的に、NYダウ平均株価にかわってナスダック総合株価指数が最高値更新となって米国株式を支え、これを受けて日経平均も週前半は買い戻しを入れて、大きく上昇しました。

 25日(水)には2万7,897円まで上昇し、週の終値は2万7,641円でした。

 終値ベースで2万7,500~2万7,900円のレンジでのもみ合いとなっていますが、売買代金、出来高のボリュームはなく、米株にサポートされている状況といえます。