近年、将来に不安を感じて投資を始める女性が増えているそうだ。投資といわれると身構えてしまうイメージもあるが、始める人はいつ、どんなきっかけで始めることが多いのだろうか。投資経験がある30〜50代女性100人を対象に、アンケート調査を実施した(協力:アイリサーチ)。

■投資を始めた年齢は?

平均 32.96歳

(最小値 20歳、最大値 50歳)

 女性が投資を始める平均年齢は32.96歳。同様の調査を実施した男性の36.38歳(※東証マネ部!調べ)と比べて若めな結果に。よく「女性はリアリスト」などといわれるが、資産運用に関しても、女性の方が早めに準備を進めているようだ。きっかけとなったライフイベントについても訪ねてみると…。

■投資を始めるきっかけとなったライフイベントは?

注:全6項目から単一回答

 1位の「大きな臨時収入があった時」は男性編でも1位(22.0%)となった。なお、「その他」では「株式投資をやっている人と付き合った時に話を聞いて資金を増やしてみたいと興味を持って始めた」(32歳)や「親の勧めで」(42歳)など、“人に勧められて”という意見が目立った。それぞれ選んだ選択肢について、詳しい事情も教えてもらった。

●1位 大きな臨時収入があった時
「退職金が入ってだいぶ余裕資金が増えた」(39歳)
「親から資産をうけついだ」(41歳)

●2位 就職
「職場の方の勧めで始めました。初めは知識もなく難しかったですが、慣れて来るとゲーム感覚でとても楽しいです」(30歳)
「会社で持株会があり、株を買う機会があったので購入したのを続けている」(34歳)
「銀行に勤めていたから」(37歳)

●3位 転職/退職
「収入不足を補うため」(36歳)
「転職して給料が少なくなったので知人に聞いて投資で少しでも老後の資金を貯めようと思った」(41歳)
「正規の職に就いて収入が安定したから」(50歳)

●4位 結婚
「結婚をして将来の資金にしようとした」(33歳)
「結婚して遠方に住むことになって会社を辞めたのでヒマになって投資を始めた」(41歳)
「夫にすすめられ興味があったので一緒に始めた」(45歳)

●5位 子どもの誕生
「子供の教育資金をためようとおもった」(35歳)
「お金が子供にかかるから貯めておこうと思って始めた」(41歳)

「就職」「結婚」など、新たなパートナーたちとの出会いを契機に「投資」について考えた、というコメントが多く寄せられた。投資に関心がある人は、まずは職場のパートナーや家族、友人たちに尋ねてみるのがよさそうだ。(藤あまね)

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