手持ちの米ドルで米国ETFを購入する

 近年人気を集めている海外ETFは、外国株式の取引と同様、決済に現地通貨(外貨)が必要となります。外貨を保有していなくても、「円貨決済」を選択すれば、日本円の買い付け余力で米国ETFを直接購入できますが、この場合、都度、為替手数料がかかり、交換時のレートも自分で決めることはできません。

 もし米ドルを保有しているなら、米国ETFの注文時に「外貨決済」を選択することで、手持ちの米ドルをそのまま活用できます。保有する外貨を有効活用する方法として、海外ETFの購入を検討してもよいでしょう。

 かつてはコスト面でETFに圧倒的な優位性がありましたが、近年は、投資信託の信託報酬も低下傾向にあり、表面的なコスト水準だけでETFと投資信託を比べることが難しくなっています。それぞれの特徴を把握した上で、ご自分のニーズに合わせ、両者を使い分けてみてください。