今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは111.00

下値メドは108.80

コロナ後に向けて始動。欧州エアバスが生産をコロナ前の水準に戻す計画

  27日(火曜)のドル/円は、「円高、110円割れ」。高値110.39円、安値109.58円、1日の値幅0.81円。 

 マーケットに新たな不安材料が登場しています。超短期的には今夜のFOMC(米連邦公開市場委員会)。中央銀行の政策は、一般的に不況時よりも景気回復局面における予測が難しい。果たして、どれだけタカ派に傾くのか。あるいはハト派にとどまるのかに注目。

 そして一つは中国の規制強化。IT産業に続いて教育産業が対象となり、次はどの分野が標的になるのかという不安で為替市場と株式市場に動揺が走っています。

 FOMC(米連邦公開市場委員会)は、今日(28日)までの予定で7月会合を開いています。今回が夏休み前最後の政策会合。次回は9月までありません。

 前回6月のFOMCで最も話題になったのは「ドットチャート」でした。ドットチャートとは、FOMCメンバーが予想する米国の政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利の見通し。それぞれがひとつの点(ドット)として散布図になっているため、このように呼ばれています。

 3月の時点では「2023年末までゼロ金利維持」がメディアン(中央値)でした。つまりFRB(米連邦公開市場委員会)の利上げは2024年になってから、というのがコンセンサス。ところが、今回公表されたドットチャートでは、18名のFOMCメンバーのうち13名が、2023年末までに少なくとも1回の利上げを予想。中央値が「2023年末までに2回」へと、利上げが早く、高くなっています。さらに7名は2022年末までに1回の利上げを予想。

 FOMCは、年末の緩和縮小を見据えて、本格的な議論を始めたのか。・政策を見直すのか。それとも、慎重姿勢を維持するのか。結果発表は明日未明。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成

今日の一言

頭の中で一度に考えることを、できるだけ少なくする