※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の天海源一郎が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「 [動画で解説]【FIRE特集】失敗しない!株式型FIRE 日本株どうなる?」
---------------------------
★筆者が選ぶ10万円株一覧は3ページに掲載しています。
私が考える「FIRE」と「株式投資」の一端はこれ
FIRE(Financial Independence=経済的自立/Retire Early=早期退職)を達成するのは簡単ではないものの、できないことではありません。筆者は約17年前に前職を辞し、以降フリーランスの立場で自由に仕事をし、株式投資も行っています。
いわゆる「社内の人間関係のしがらみ」とは無縁で、経済的にギリギリの生活をしているわけでもありません。「ほぼFIRE」と言えるのではないでしょうか。筆者にできてみなさんにできないことはないということを強調しておきます。
振り返れば、私が常に意識してきたことは「結論を先延ばしにしない」ということです。
株式投資においては、10年後、20年後の株価に期待するのではなく、その時の状況を把握し、できるだけ早く「当代の人気株」や「その時の割安株」に投資をして、キャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当)を得るということです。
大きな混乱が生じた時や不況時は、株価が安くなることから、チャンスが広がると考えています。
もちろんすべての投資行動がうまくいくわけではなく、「損切り」や「見切り」を行い、常に保有株に調整を加えています。
継続的に一定額を株式投資から得ているわけではなく、株式市場が大きな変動をする時にできるだけ大きく投資をして利益を最大化し、次の局面への転換時にはやや得た利益を減らすことになっています。
出入りは激しくなりますが、巨額の資金を運用するファンドなども同じようなものと認識しています。利益を減らすことは投資には付き物だと考えています。
そうした中で意識していることを挙げてみます。
◎日々の株式市場の動きを正確に理解する
- どのような要因で上げた(or下げた)か?
- 外部環境だけでなく需給的な要因はないか?
◎個別銘柄に詳しくなる
- 継続的に買われているセクターや銘柄に変化はあるか?
- 安値に放置されている銘柄の株価はどうなっているか?
これらを把握することを着実に行えたとしても、投資家の仕事はそれで終わらず、動意が見られる銘柄に資金を投じなければ、値上がり益を得ることも配当を得ることもできません。
ただ、実際にお金を投じるわけですから不安があるのは事実です。その際、私は「買ってから考えよう。ダメなら撤退だ」と割り切っています。
株式投資の失敗と同様に恐れているのは「動かない、動けない」ということなのです。動きを付けていればリターンが得られたのでは? その隙に他の誰かが得たのでは? という悔いを残したくないのです。