今さら聞けない!ETFと投資信託はどう違う?

 インデックスファンド人気の高まりとともに、ETF(上場投資信託)にも注目が集まっています。そこで今回は、「今さら聞けない」ETFの特徴について解説するとともに、一般的な投資信託との違いについて解説します。

 ETFとは、「Exchange Traded Fund」の頭文字を取ったもので、日本語の正式名称は「上場投資信託」と言います。

 特定の指数に連動することを目指すというETFの商品性は、一般的なインデックスファンドと変わりありませんが、その名称の通り、証券取引所に上場しているという点に大きな違いがあります。株式市場の立会時間中であれば、いつでもリアルタイムの価格で売買ができるというのが、ETFの最大の特徴です。

 ETFには、日本の法令に基づいて日本で組成され、日本国内の証券取引所に上場している「国内籍ETF」と、外国の法令に基づいて外国で組成された「外国籍ETF」があります。

 外国籍ETFはさらに、日本の取引所に上場している銘柄と、外国の取引所に上場している銘柄に分けることができます。日本の取引所に上場している外国籍ETFは、日本円で取引を行い、外国の取引所に上場している銘柄は、現地通貨(米国ETFなら米ドル)で取引を行います。

 近年は、米国株式の人気が高まっていることもあり、後者の、外国株式市場に上場している海外ETFに興味を持たれる方も増えています。取引手数料や取引通貨など、国内籍ETFと異なる点もありますので、必ず事前に確認しましょう。