「3万円」でできる金投資の例:「ETF(国内)」、商品先物など

「3万円」以下でできる金投資の代表例を紹介します。

図:「3万円」以下でできる金投資の例
※ETF(国内株)は 2021年6月17日の終値を参照
※金鉱株(外国株)は 2021年6月17日の終値とドル/円(110円)で計算
※商品先物(国内)は 2021年6月17日時点の1枚あたりの証拠金の額を参照

出所:筆者作成

「ETF」と「金鉱株」の概要については、「1万円」でできる金投資の例の箇所で述べました。「商品先物」は、CFDと同様、「てこの原理」がはたらいている(レバレッジが効いた)取引です。

 商品先物は、最低投資額に相当する1枚あたりの証拠金の額が決まっているため、相場が変動すれば(結果的にかかっている)レバレッジの値が変動します。6月17日時点でいえば、レバレッジの値は国内の金ミニと金スポットがおよそ30倍、海外のマイクロ金がおよそ18倍です。

 証拠金の額は、定期的に見直されるほか、相場急変時は、過熱感を帯びている市場を鎮静化させる目的で、臨時で増額することもあります。商品先物は、CFDと同様、相場が思惑通り動いた場合は大きな利益を得ることができる反面、思惑と逆に動いた場合は大きな損をする場合もあります。