カリスマ優待主婦まる子

株主優待歴10年、毎年100万円相当の優待と配当を手に入れる株主優待主婦。生活目線で優待銘柄を選ぶ人気ブロガー。ハンドルネーム「mtips」。

※株価、配当利回りなどのデータは2021年5月28日現在。配当金は会社予想ベース、配当利回りは予想

10万円以下で買える株主優待選びのポイント

 こんにちは、株主優待好きのまる子です。毎月、優待記事を読んでいただき、ありがとうございます。

 さて、今回は株主優待・特別編。初心者さんにおすすめの「10万円以下で投資できる優待株」です。

 コロナ禍で経済活動も制限されている中、途中、調整も入りましたが、なぜか株価は順調に推移。「米国が好調だから」「日経平均採用銘柄の業績がよいから」「外国人投資家が日本株をガンガン買っているから」…。ナゼの原因究明は専門家に任せるとして、上がっている波には乗っておいた方がよいかなと、個人的には考えています。

 そして、株式に興味を持った初心者さんが投資を始めるにあたり、始めから大きな額を投資するのも怖いですし、将来性を見越して全く知らないハイテク企業やベンチャー企業に投資するのもハードルが高い。それならば投資額を抑え、株価が多少下がっても、配当や優待で補える、大きくもうからないけれど安定して楽しめる、少額で投資できる優待銘柄を選ぶのはいかがでしょうか。

1:配当を出しているか

 現在10万円以下で投資できる優待銘柄はおよそ380。優待銘柄の約4分の1もあります。

 ところで、投資額が少ないということは、株価が低いということで、疑義注記(※)が付いている銘柄もチラホラ。わざわざ教えてくれるのですから、危険な銘柄は避けましょう。

※疑義注記:企業の事業継続に問題が生じたとき、これを財務諸表などに注記すること

 企業として業績を上げ、利益を出して、株主に配当として還元することが基本。なので、配当を出している企業かどうかをまずチェックしてください。10万円以下で疑義注記がなく、配当を出している優待銘柄で探すと、ずいぶんと絞られてくると思います。

2:優待内容の使いやすさをチェック

 ここで優待内容をチェック。優待券なら使えるお店が近くにあるか、物なら必要なものか、長期保有の縛りがあるか、年に1回なのか2回なのか。どこを重視するかは人それぞれですので、自分で「ここは譲れないポイント」を持つと、銘柄選びも楽しくなると思います。

 こうして選んだ優待銘柄。10万円以下といいますが、投資することには変わらないので、株価が下がるリスクはなるべく避けたいもの。選んだ10銘柄は株価が下がっても配当と優待でいくらか補完してくれるので、精神的に少し楽ではないかと思います。

 少額からでもまず第一歩、優待と、配当と、もしかしたら株価上昇の恩恵もあるかもしれません。ご紹介する銘柄を参考に、優待投資始めてみませんか。

まる子さんの10万円以下で買える株主優待セレクション10

優待銘柄名(証券コード) 100株で何がもらえるの? いくらでもらえる?
タカラレーベン(8897) 1キログラム分のお米券 3万5,300円
大光(3160) 500円分のクオカード、または1,000円分の自社店舗商品券 6万8,300円
アトム(7412) 株主優待カードへの2,000ポイント付与 7万6,600円
バロックジャパンリミテッド(3548) 2,000円分のクーポン 7万7,800円
一正蒲鉾(2904) 1,000円相当の自社製品(※6カ月以上継続保有の株主のみ) 9万3,800円
藤久(9966) 2,500円分の株主優待券(500円分×5枚) 8万3,200円
TOKAIホールディングス(3167) 天然水(500ミリリットル×12本)など、6つの優待からいずれか一つを選択 8万8,700円
ヤマウラ(1780) 3,000円相当の地場商品 9万2,200円
ヤマダホールディングス(9831) ・3月/500円分の優待割引券
・9月/1,000円分の優待割引券(500円分×2枚)
5万3,700円
サノヤスホールディングス(7022) 「パレットタウン大観覧車」の利用券2枚 1万4,900円