5476 日本高周波鋼業 東証1部

PER(株価収益率)11.87倍、PBR(株価純資産倍率)0.40倍、配当利回り-%

 2021年5月11日発表。2022年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+133.8%の7.00億円、経常利益+134.0%の6.00億円と4期ぶりの増収・増益の見通し。

 この会社は、ベアリング用鋼などの特殊鋼メーカーで、パソコンやスマートフォンなどに使用される軸受鋼のミニチュアベアリング材料を生産しています。自動車部品、建設機材部品、精密金型部品などを手掛けており、世界経済正常化が進めば追い風となります。

 先週の決算発表では、2021年3月期は赤字が拡大しましたが、2022年3月期は黒字転換の見通しです。

 現状のチャートは、2015年6月3日の1,260円(併合前126円)の高値からの下降トレンド(A)の中にあります。

 この中で2017年9月1日の1,170円の戻り天井からの下落で、2018年3月26日の750円まで下げてから、5月2日に876円まで反発してから、もみあいのあとコロナ相場に巻き込まれて下降トレンド(B)へと移行しました。

 この下降トレンド(B)の中で、大きな下落相場が続き、2020年3月13日に254円で底打ちとなりました。ここからゆるやかな上昇トレンド(C)となっています。

 この上昇トレンド(C)の中で、下降トレンド(B)を上にぬけて6月3日に400円まで上昇し、ここから短期の調整入りとなり、7月31日の306円、12月28日の321円と2点底をつけて、今年の3月17日の470円、5月10日の460円と2点天井をつけてもみあいに入っています。