※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の窪田真之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「 [動画で解説]日本株:今年は「バリュー優位」来年は「グロース優位」と予想」
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本コラムで、今年はバリュー(割安株)優位が続くと予想を書いていることに対し、読者の皆様から「賛成」「反対」他いろいろなコメントをいただき、ありがとうございます。今日は、「バリュー対グロース(成長株)、どっちが良い?」について、私の考えをまとめてお話しします。
日経平均反発。業績回復が続く期待を反映
日経平均株価は18日、582円高の2万8,406円と反発しました。日本の景気回復が遅れる懸念から日経平均は売られてきましたが、米景気・中国景気が好調で、日本もその恩恵を受けて業績回復が続く期待があることから、下がったところで押し目買いが入りました。
以下のチャートをご覧いただくとわかる通り、2月以降、NYダウは堅調なのに、日経平均株価は軟調です。米景気が好調なのに日本の景気回復が遅れる懸念が出ており、日米の景気モメンタム(勢い)の差が、そのまま株価パフォーマンスの差にあらわれています。
NYダウと日経平均の日次推移:2020年10月1日~2021年5月18日(NYダウは5月17日まで)
私は、年後半、米景気・中国景気拡大の恩恵を受けて、日本の景気回復色も強まると予想していますので、今は「景気敏感バリュー株」の買い場と判断しています。