20年の長期・積み立て・分散投資の勝率はどれくらいか

 長期・積み立て・分散投資は、誰でも簡単に実行可能で、途中、売買判断などを行う必要がないため、他の投資と比較して負担も軽く、かつベターな結果を獲得しやすいところに大きなメリットがあります。

 iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)や、つみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)を用いて、国内外に分散投資された投資信託を毎月自動的に購入し続けることで、誰でも長期・積み立て・分散投資を実行することができる仕組みとなっています。

 ところで、長期・積み立て・分散投資はどれくらいの勝率になるか考えたことがあるでしょうか。本当に、長期・積み立て・分散投資を続けるだけで、私たちの運用成果は報われると考えていいのでしょうか。

 また、報われるとして、どれくらいの利回りが得られるものでしょうか。このとき「金額ベース」での収益率はもちろんですが、インフレを考慮した「実質価値」での収益率のことも考えておく必要があります。