今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは110.25

下値メドは108.20

これからの仕事スタイルは
WFH(Work From Home)から
WFA(Work From Anywhere)へ

 13日(火曜日)ドル/円は、109円台で上下する動き。この日は109.35円からスタートして、まずは上限を試しに行く。高値は前日とほぼ同水準の109.75円で、110円手前の売りの多さを確認したあとは下限を試す。NY時間午後には109.06円まで下げてこの日の安値。終値は109.06円。

 米リッチモンド地区のバーキン連銀総裁はオンライン・イベントに出席して、「米国は景気ブームに差し掛かっている」、「とても強い春と夏」を期待していると語りましたが、たしかに米国の経済指標は上向いています。

 先週金曜日に発表された、3月雇用統計ではNFP(非農業部門雇用者数)が+91.6万人に大幅増加し、失業率は6.0%まで低下しました。景気の先行きを占う指標のISMは、製造業、非製造業ともに過去数十年間で最も高い数字を記録。そして、この日発表された3月の米CPIデータ(消費者物価指数)は、強気の予想をさらに上回る前年比+2.6%という結果で、FRB(米連邦準備制度理事会)の目標値(+2.0%)を超えました。今後数ヵ月でさらに「倍近く」まで上がる可能性がいわれています。

 しかし、米国債利回りは反対に低下。ドルも下落してドル/円は110円台ではなく、108円台へ。マーケットは米指標が強いことはすっかりお見通しで、ここからさらにドル高に行くには、かなり刺激的な材料が求められるということです。ワクチン展開やバイデン景気刺激策という「ドル高材料」をほぼ消化したことで、ドルはいったん「上限に達した」という見方も強まっています。

 今日も重要イベントが控えています。次ページ以降をご覧ください。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成

今日の一言

音楽は人生そのものだった。何よりも音楽が第一だった。でも音楽とは人々の前で披露できなければ意味がない。本当に大切なのは観客の為に懸命にやること。だって俺は人々を喜ばせる為にいるわけだからさ – ルイ・アームストロング