過去3カ月の推移と今回の予想値
3月雇用統計の予想
BLS(米労働省労働統計局)が4月2日に発表する3月の雇用統計は、市場予想によると、失業率は2ポイント低下して6.0%、NFP(非農業部門雇用者数)は、前月より約25万人増加して63.0万人となっています。また、平均労働賃金は前月比0.2%増、前年比4.5%増の予想。
米雇用市場はコロナ禍のために、レジャー関連を中心に数カ月間で60万人近くの労働者がレイオフされました。しかし、ワクチン接種とコロナ感染者数の減少のおかげで、これら失業中の人々が労働市場に復帰する動きが始まっています。移動制限の解除が進むなら、第2四半期の雇用拡大は一段と加速する期待が高まっています。