金持ちの次のステージ、「幸せ持ち」になろう

 今回、ちょっと不思議なコラムのように思うかもしれませんが、お金を増やすことそのものを否定しているわけではありません。

 しかし、お金を増やすことそのものを目的としてしまうと、本来の幸せを見つけることを忘れてしまいがちです。

 やはり、世の中の幸せの多くは「お金で買う」ものです。もちろん、お金をあまり使わずに幸せを得ることのできる「幸せ持ち」もいますが、お金が多いほうが幸せを多く買えるという基本構図も否定できません。

 投資教育家の先達である岡本和久さんは、お金を持つことの目的は「幸せ持ち」になることだと説きます。

 私も、お金を増やすことの本来の目的はそこにあると思います。

 お金がたくさんあるのに幸せはない、というのがもっとも不幸なことです。逆にいえば、資産形成を通じて、多くのお金を手にした人は、そのお金を上手に使って幸せ持ちになる入り口にはたどりついているのです。

 さて、あなたの人生の目的を「投資」にするか「投資のその先にある幸せ」にするか、考えてみてください。