荒れる日経平均、NYダウより値動きが荒い

 日経平均株価は、一時3万円を超えましたが、昨日は617円安の2万9,174円と大きく下がり、値動きの荒さが目立ちます。

 日経平均インデックスファンドに積み立て投資をしている人には、落ち着かない日々が続いていることと思います。私は、日本株は日経平均3万円でも割安で、積み立てで投資を続ければ中長期で資産形成に寄与するアセット(投資対象)だと考えています。

 ただ、非常に値動きが荒く、投資タイミングをはかるのが難しいアセットでもあります。
アベノミクスがスタートした2013年以降の日経平均とNYダウ平均株価の値動きを比較したグラフをご覧ください。

日経平均とNYダウの値動き比較:2012年末~2021年3月22日

注:2012年末の値を100として指数化、楽天証券経済研究所が作成

 日経平均がNYダウより値動きが荒いことが、わかります。日経平均は、アベノミクスが始まった2013年を起点としてNYダウと比較すると、NYダウを上回る上昇率となっています。ところが、下げ局面(上のグラフで青矢印をつけた所)だけ見ると、日経平均はNYダウより大きく下落していることがわかります。

 日経平均は、上げる時も下げる時もNYダウより値動きが大きく、それだけに、いつ買ったら良いのか、判断が難しいと思います。