今週の指標:日経平均株価
今週は、米国の追加経済対策の早期成立を目指す動き、新型コロナウイルス感染者の減少傾向とワクチン接種の進展による経済活動再開への期待から、米国株の上昇が続けば、日本株式にはプラス作用となって、3万円台の値固めが期待できます。
また、国内では3月7日の緊急事態宣言解除の期限前に解除されるかどうかが注目点。期限前に解除されれば景気回復への期待が高まります。
一方で、先週の日経平均の急上昇が一部の値がさ株の上昇によって作られたことであることと、高値警戒感の中でアンバランスな動きとなれば、スピード調整の可能性も出てきます。市場の見方では、相変わらず「もうはまだなり」の強気が支配していますが、テクニカル指標は過熱感を示すものが増えており、現在の金融相場では、大きな調整は想定せずですが、チャートを重視する立場からは、「2月の節分天井、3月の彼岸底」を想定しておいたほうがよいと思われます。