株価上昇の敵は、国債など債券の金利上昇といわれています。その理由を正しく説明しているのは?

  • 国債投資で損失を出した投資家が、株式も売るから
  • 金利が上昇すると、世の中の景気が悪くなるから
  • 金利が魅力的な水準になると、株を売って国債を買う動きが出るから

ヒント

株式市場が好調だと債券価格が値下がりして、逆に債券の金利が上昇。金利が上昇すると債券投資が魅力的になり…といった逆相関の動きが波及しがちです。

解答

3:金利が魅力的な水準になると、株を売って国債を買う動きが出るから

コロナ・ショック以降、世界各国の中央銀行は大量の資金を投入して、国債など債券を購入して、世の中の金利を下げることで、お金の巡りをよくする政策を行っています。債券に投資しても高い金利が得られないと、より高いリターンを求める投資家の資金が株式市場に流入します。また低金利だとお金が借りやすくなり、リスクマネーが株式市場に流入しやすくなるのも、株価上昇の要因です。一般的に金利が上昇すると株式に投資するお金が借りにくくなるほか、株を売って、魅力的な金利水準になった国債を買う動きも出てくるため、金利の上昇は株価上昇の大敵なのです。

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