1月4日大発会の人気銘柄に注目
かねてより一年の最初の立ち会い、大発会(1月4日)の相場の様子は、投資家の思いを反映しやすい日として、物色動向が注目されています。大発会に人気となった銘柄は、多くの投資家が注目している銘柄だという意識からくるものです。
今年の大発会、日経平均終値は185円79銭安、2万7,258円38銭と続落しました。
寄り付きは131円高と反発したものの、朝方の買いが一巡する中で上げ幅を縮め、その後「政府が緊急事態宣言を検討」との一報が伝わると、経済活動停滞への懸念からマイナスに転じ、約一時間後には401円安の2万7,042円まで下落しました。混乱した取引となり、下げ渋ったものの終値では続落しています。
ただ、「投資家の思いを感じる日」という意味では、逆に「大発会人気銘柄」の持つ意味がさらに際立ったと考えることもできます。
「大発会人気銘柄」とは大発会当日に多くの売買がされ(=売買代金上位)、株価が上昇した銘柄を指します。大発会に東証全体の売買代金上位30位内、株価上昇2%以上となった銘柄は以下の6銘柄です。
(注)2020年12月にマザーズ市場に上場したばかりの「ウェルスナビ(7342・マザーズ)」、「ココペリ(4167・マザーズ)」、「ヤプリ(4168・マザーズ)」は除外しています。
コード | 銘柄名 | 株価(円) |
---|---|---|
2413 | エムスリー | 9,851 |
6920 | レーザーテック | 13,020 |
9432 | NTT | 2,743 |
9519 | レノバ | 3,980 |
3681 | ブイキューブ | 3,550 |
4477 | BASE | 9,760 |
※株価データは2021年1月6日終値ベース |