1億円の資産づくりステップ10:ライフイベントに合わせて、定期的にマネープランの見直しをする

 家計の把握や収支の改善、計画的な資産運用を実行していたとしても、実生活の変化に対応していかなければ意味がありません。20〜60代まで定年を迎えるまでに人によってどんなライフイベントと向き合うことになるかはまちまちです。

 それでも、どの年代であろうと変化に対応する方法はこれまでのステップを応用すれば可能です。もちろん収支に余裕がなければ貯蓄もできませんし、時間的な余裕がなければ運用で計画的に増やすことは困難になるでしょう。突発的な大きな支出に対応するには、公的な保険でカバーできない範囲は、民間保険で備えておく必要もあります。

 もっとも大切なことは、有事の際に行動するのではなく、常日頃から備え、行動しておくことです。

 企業が多様な人材を生かす「ダイバーシティマネジメント」を重視しだしている現在では、働き方改革やコロナウイルスをきっかけとしたテレワークの推進、人材確保に向けて副業解禁など、一般的なモデルのような人生設計が必ずしも「自分の人生」には当てはまらないことが多くなっています。

 これまでお伝えした内容は、資産形成1億円の達成に向けたベースとなる知識と、まずは最初に実践するべきということです。そこからは、あなたの人生に合わせたライフプランや資産運用を実践することで、お金や投資の知識や経験値を積みながら、目標達成に向かって進んでいきましょう!

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