最大のメリットは「税金がかからない」こと

ノリコ先生:ジュニアNISAの最大のメリットは「節税できること」です。ジュニアNISAは、その口座で投資運用して得た利益に、税金がかからない「非課税口座」です。例えば、ママ名義の証券口座で資金運用して、18年後に100万円が110万円になったとします。その場合、投資で得た利益には、20.315%の税金がかかるのです。

凛ママ:え、持っていかれちゃうの?

ノリコ先生:はい。10万円利益が出た場合、差し引かれる税金は20.315%。10万円×0.2315=2万3,150円です。手元に残るのは、元本の100万円と、税金を引かれた後の7万6,850円、つまり107万6,850円です。これが利益10万だからまだ約2万ですみますが、もっと大金だったらどうしますか? 100万円利益が出たら約20万円も税金に持っていかれてしまうんです。

3人:ヒィ~……。

 

ノリコ先生:その点、ジュニアNISA口座で投資して得た利益が非課税なので、元本と利益のまるまる合計が手元に残ります。そこが一番のメリットですね。 

凛ママ:納得…。それは大事だわ。

一美ママ:なるほど…。子供のために貯めて増やした投資結果を、税金ナシでまるまる子供にあげられるんだ。それは……イイね!

曜子ママ:いいこと思いついた! じゃあ、親の私たちがジュニアNISA口座を子供名義で作るのと同時に、おじいちゃんおばあちゃんにも孫名義でジュニアNISAを作ってもらえば、非課税枠がダブルで持てて、もっとお得なんじゃない?

ノリコ先生:あ、それはできません。ジュニアNISAは一人1口座と決められているんです。口座を開設する金融機関が違っても、実際にお金を出す人が違っても、子供名義のジュニアNISA口座はこの世でたった一つだけです。

曜子ママ:甘かったかw

ノリコ先生:(笑)。ジュニアNISA口座は、いったん開設したら、途中で金融機関を変えて組み換えることも基本、できません。18年より先に払い出しすることもできません。先ほどお教えしたように、もし18才になる前に払い出す場合は、さかのぼって税金を納めなければなりません。だからこそ、ジュニアNISA口座を開設するときは、よい商品をたくさんそろえていて、手数料も負担にならないような、自分の好みに合った証券会社を選んで開設しないと、後で「あっちのほうがよかった!」ということになりかねません。「ジュニアNISA口座を開設しよう」と思ったら、まずは、ジュニアNISAを取り扱っている金融機関を比較して、手数料、取引の安全性、購入できる商品を比較してみることをお勧めします。

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