4047 関東電化工業 東証1部

PER(株価収益率)22.79倍、PBR(株価純資産倍率)0.97倍、配当利回り1.77%

 2020年11月13日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲54.7%の35.00億円、経常利益▲59.2%の32.00億円の2期連続の減収・減益の見通しです。

 2017年12月28日の1,415円をピークにして、2018年5月1日の996円まで下げ、ここから5月17日の1,280円まで反発して、二番天井をつけ、7月6日の854円の安値をつけました。この安値から9月27日の1,267円まで上昇して三番天井となって、下降トレンド(A)となって、この中で12月25日の700円で当面の三点底をつけました。ここから反発して下降トレンド(A)を上に抜けて、2019年2月14日に934円まで上昇し再下落となって、下降トレンド(B)へ転換しました。

 この下降トレンド(B)の中で、5月24日の652円、8月13日の611円と二点底となり、ここを安値の基点として11月18日の1,134円まで上昇し、ここを上値の基点として三角保ち合い(C)へ移行しました。この三角保ち合いの煮詰まったところで、2020年(今年)11月16日の681円を安値に上放れとなっています。

 2019年の8月13日の611円を安値とし、11月18日の1,134円を高値とする三角保ち合い(C)を形成し、この中で大きな上下動を繰り返して、その煮詰まったところで11月16日の681円から反発し、陽線を出して上放れしています。11月16日の681円を終値で切るといったん損切りとなります。

 同社は古河系列の特殊ガス大手で、独自フッ素や塩素系技術を手がけており、足元の業績は低迷していますが、2022年3月期業績は大底離脱で大幅増益の見通しです。