6658 シライ電子工業 ジャスダック

PER(株価収益率)-倍、PBR(株価純資産倍率)2.17倍、配当利回り-%

 2020年11月13日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲185.7%の▲0.280億円、経常利益▲146.6%の▲0.360億円の3期連続の減収・減益の見通しです。

 2016年6月24日の148円の安値からの反発で、7月20日の終値315円から翌日の21日は+80円の395円とストップ高、22日も+80円の475円と2日連続のストップ高。今度は逆に7月25日は▲80円の395円とストップ安、翌日の26日も▲80円の315円と2日連続のストップ安という珍しい動きとなりました。その後は、もみ合って2017年4月17日の225円を目先の一番底、9月6日の285円を二番底にして急騰し、11月2日に920円の高値をつけました。そして二山形成後の大幅下落で2018年7月9日の376円、8月16日の376円とダブル底をつけて、8月24日の608円まで上昇し、9月5日の565円の高値から下降トレンド(A)へ移行しました。

 この下降トレンド(A)の中で、2019年12月9日の342円の高値から、コロナ相場に巻き込まれ、2020年(今年)2月の急落にツレ安して、3月17日の140円で底打ちとなりました。その後、4月22日の248円まで反発してもみ合い、10月2日の193円から10月14日の407円まで急騰し、すぐに反落となって250円水準まで下げてきました。ここでもみ合って11月19日に229円まで下げて反発し、11月30日にザラ場で399円まで上昇し、その後、12月7日に260円まで押し目を入れ、もみ合って再上昇の期待が持てる動きをしています。

4636 T&K TOKA 東証1部

PER(株価収益率)53.75倍、PBR(株価純資産倍率)0.5倍、配当利回り0.55%

 2020年11月5日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲178.8%の▲4.30億円、経常利益▲88.4%の1.50億円の減収・減益の見通しです。

 2016年6月24日の702円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2018年1月5日の1,520円まで上昇しました。ここをピークに3月26日の1,252円まで押し目を入れて、4月25日に1,348円まで反発するも、上昇トレンド(A)を下に切って下降トレンド(B)へ転換しました。

 この中で2019年8月29日の863円まで下げて反発となりましたが、11月15日の1,064円まで上昇したところで、コロナ相場に巻き込まれました。2020年2月6日に1,034円まで上昇したところで急落相場に転換し、3月13日の601円まで急落して底打ち。ここから8月7日の701円を結んだ上昇トレンド(C)となっています。

 この中で701円から9月29日の900円まで上昇し、もみ合って12月2日の814円まで押し目を入れて上放れし、12月11日に971円まで上昇し押し目を入れています。

 下降トレンド(B)の中で、2020年(今年)3月13日にコロナ急落相場の601円で底打ちとなり、7月7日の869円まで一段上げ、8月7日の701円まで下げて9月29日の900円までが二段上げとなって、12月2日の814円まで三段下げとなって、12月11日に971円まで上昇して押し目となっています。12月2日の814円の押し目は、やや中途半端ですので、もう少し押し目が欲しいところです。

7270 SUBARU 東証1部

PER(株価収益率)20.84倍、PBR(株価純資産倍率)0.98倍、配当利回り2.58%

 2020年11月4日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲47.7%の1,100.00億円、経常利益▲43.7%の1,170.00億円の減収・減益の見通しです。

 チャート(柴田罫線)は、2017年1月5日の5,016円を高値とする下降トレンド(A)の中にあります。この中で2018年12月25日の2,209円まで下げて、ここから緩やかな短期の上昇トレンド(B)を形成。2019年11月6日に3,167円の戻り高値をつけたところで、コロナ相場に入ってきました。

 ここから2020年(今年)1月8日の2,630円まで押し目を入れ、2月21日に2,945円まで反発した後、コロナ急落相場に巻き込まれ、3月23日の1,876円、4月6日の1,672円と二点底をつけました。その後、6月8日に2,684円まで上昇して三角保ち合い(C)の形をつくり、煮詰まったところの10月30日の1,899円を安値に反発し、11月10日に2,208円で買い転換となっています。

 まだ、下降トレンド(A)にアタマを押さえられており、その理由は同社の業績は急回復ながら、為替が円高方向にあることが理由と言えます。しかし、米国がバイデン次期大統領の体制に移ることによって、ドルが買われるため、7-9月期の経常利益は前年同期の37.5億円から468億円と急拡大しており、通期は同利益を従来予想の870億円から1,170億円に上方修正。現時点では買い転換したものの、アタマを下降ライン(A)に押さえられて、11月30日に短期の売り転換(押し目)が出ており、株価回復には多少時間がかかりそうです。

1966 高田工業所 東証2部

PER(株価収益率)4.84倍、PBR(株価純資産倍率)0.48倍、配当利回り1.31%

 2020年5月28日発表の2020年3月期本決算は、前年同期比で営業利益+7.5%の23.02億円、経常利益+4.4%の22.55億円の2期連続の増収・増益の見通しです。

 2016年2月12日の380円、6月24日の378円を二点底とする中期の下値切り上げの上昇トレンド(A)の中で、6月24日の378円から短期の上昇トレンド(B)へ移行し、この中で2018年1月24日の840円、5月21日の836円と二点天井をつけて、12月25日に492円まで下落。2019年6月4日の532円を二点底にして急騰し、2020年1月16日の1,457円まで上昇しました。ここをピークに「往(い)って来い」の大幅下落(全値押し)となって、2020年4月6日に556円の安値をつけました。その後、ここからの自律反発で5月29日の968円まで上昇(終値では893円)となって、三角保ち合い(D)へ移行しました。この保ち合いの中で12月11日に760円で買い転換となって上放れしかかっています。

4047 関東電化工業 東証1部

PER(株価収益率)22.79倍、PBR(株価純資産倍率)0.97倍、配当利回り1.77%

 2020年11月13日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲54.7%の35.00億円、経常利益▲59.2%の32.00億円の2期連続の減収・減益の見通しです。

 2017年12月28日の1,415円をピークにして、2018年5月1日の996円まで下げ、ここから5月17日の1,280円まで反発して、二番天井をつけ、7月6日の854円の安値をつけました。この安値から9月27日の1,267円まで上昇して三番天井となって、下降トレンド(A)となって、この中で12月25日の700円で当面の三点底をつけました。ここから反発して下降トレンド(A)を上に抜けて、2019年2月14日に934円まで上昇し再下落となって、下降トレンド(B)へ転換しました。

 この下降トレンド(B)の中で、5月24日の652円、8月13日の611円と二点底となり、ここを安値の基点として11月18日の1,134円まで上昇し、ここを上値の基点として三角保ち合い(C)へ移行しました。この三角保ち合いの煮詰まったところで、2020年(今年)11月16日の681円を安値に上放れとなっています。

 2019年の8月13日の611円を安値とし、11月18日の1,134円を高値とする三角保ち合い(C)を形成し、この中で大きな上下動を繰り返して、その煮詰まったところで11月16日の681円から反発し、陽線を出して上放れしています。11月16日の681円を終値で切るといったん損切りとなります。

 同社は古河系列の特殊ガス大手で、独自フッ素や塩素系技術を手がけており、足元の業績は低迷していますが、2022年3月期業績は大底離脱で大幅増益の見通しです。