今週の指標:NYダウ平均株価

 市場では、上値は重く高値圏のもみ合いが続くとみられているものの、新年に向けた新規の買いは継続するため、下値は底堅いとみる見方が多いようです。

 トランプ米大統領が選挙の不正を疑い法廷闘争を展開していますが、14日の選挙人投票後は政局の不透明感は緩和することになり、また、コロナワクチンの実用化はプラス材料となってきます。ただし、新型コロナウイルスの感染拡大第3波によって、各州で外出規制が強化されており、当面の雇用や経済に悪影響を与えることになります。

 チャートの日足は、高値圏で丸みをつけており、上値の重さを示しているので注意が必要です。チャート(柴田罫線)では、引線の終値で2万9,400ドルを切ってくると、ちょっとした調整入りとなります。