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「ダラダラ・ポン」の値動きの脱却はいつ?
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

「ダラダラ・ポン」の値動きの脱却はいつ?

2017/3/13
先週の国内株市場は週末に大きく上昇したものの、それまでは週を通じて弱含みの推移が続きました。週末3月3日(金)の大幅上昇によって日経平均終値は19,604円となり、終値ベースでの年初来高値を更新しました。
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先週の国内株市場は週末に大きく上昇したものの、それまでは週を通じて弱含みの推移が続きました。週末3月3日(金)の大幅上昇によって日経平均終値は19,604円となり、終値ベースでの年初来高値を更新しました。前週末の終値(19,469円)からは135円ほど上昇していますが、週足ベースでの上昇は3週連続になります。

(図1)日経平均(日足)の動き(2017年3月10日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

ただし、足元の状況を上の図1の日足チャートで確認してみますと、チャートの形が明確に右肩上がりになっているわけでもなく、「3週連続で上昇している」といった印象はあまり受けません。

冒頭でも触れた通り、日経平均は3月3日(金)に大きな陽線が出現したことで終値ベースの年初来を更新しましたが、取引時間中の高値(3月2日の19,668円)は更新できていません。また、大きな陽線が出現するまでのローソク足の並びは軟調なものが続いていて、しかも陰線がかなり目立っています。結果的に上昇はしているのですが、力強さは感じられず何となくスッキリしません。

あらためて今年に入ってからの日経平均の動き振り返ると、このように「ダラダラ下げた後に、ポンと上昇する」という値動きのパターンを繰り返しています。これによって保ち合い相場が2カ月以上も続いています。また、もみ合いの期間が長く続いているため、気が付いたら3カ月間の値動きの中心線である75日移動平均線が近づいてきました。今後は25日移動平均だけでなく、この75日移動平均線の動きも相場に影響を与える要素として意識されはじめることになりそうです。

今週は、米FOMCをはじめ、日銀の金融政策決定会合、オランダの議会選挙、米債務上限引き上げ期間の期限などのイベントが多く、「ダラダラ・ポン」の値動きから脱却し、新たな相場局面入りの可能性を秘めています。取引時間中の高値を更新し、上昇トレンドに弾みがついて株価が上振れるか、もしくは下振れの調整入りとなるのかの両にらみです。

また、下の図2は日経平均の週足チャートです。

(図2)日経平均(週足)チャート(2017年3月10日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

週足チャートでも保ち合い相場が形成されていることが判りますが、保ち合いの下限の線は、これまでに何度も紹介したことのある、昨年の「トリプルボトム」形成時の安値を結んだ線を延長したものと一致します。中期的には株価がこの線より上にあれば強気、下にあれば弱気と判断することができますが、保ち合いは強気のゾーンで形成されてきたため、相場はどちらかと言えば上振れを意識しているように感じられます。13週移動平均線もサポートして機能しています。

仮に上振れるのであれば、日経平均の上値の目処として考えられるのは、25日移動平均線乖離率6%です。先週末(3月10日)時点の25日移動平均線は19,284円ですので、大体20,440円辺りが6%乖離の水準になります。反対に、下振れた際の下値の目処については、図1の75日移動平均や26週移動平均線あたりが意識されそうです。

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