冷静になったら、改めてこの手法が基本的には安くなれば買い下がり、高くなれば売り上がるものなので、マーケットを安定化させ、世の中にとって役に立っている手法であることを認識し直します。
そして、冷静な状態の中で、投資手法について見ていきます。
この手法は淡々と行うものであること、段階的にポジションを持つことによってリスクを軽減させている手法であることから、基本的な考え方はそのままとする。ただし、売りポジションを持つことは精神的にきつく、場合によっては世の中にとって悪いことを望んでしまう「人として」に関わる状態になりかねないので、今後、売りポジションは極力持たない形にする。
このような考えのもと、今後の方針を次のように決めています。
- 現在のポジションにおいては、ルールは変えずにこのままでいく。
- 現在のポジションを解消でき、次に新たなポジションを取るときには、売りポジションは「割高」と「楽観」が両方とも伴うとき以外は持たないこととする。
冷静になり、今後の方針を決めたら、腹が据わってきます。
もし、あなたが売りポジションを持っていてきつい状況にあるとしたら、まずは自らに出てきている一喜一憂を認識して横に置くこと、そして、売りポジションを持った根拠、考えを見つめ、冷静な中で今後の方針を決めていくことをされてみてはいかがでしょうか?
投資はあくまでも自己責任で。
★今回の記事『資産運用で人格を磨く(5)売りポジションを持ったときの心の平安の難しさ』のオンライン解説を、12月5日(土)17:00~17:30に行います(参加費無料)。
お申込みはこちらから!(マネーブレインWebサイト)