投資アイデア3:相場が荒れることを利用する

 米大統領選前後に相場が荒れることが分かっているのであれば、荒れる前提で何かできないか考えたのが3つめの投資アイデアです。2016年の選挙のときの相場イメージは、上にも下にも大きくぶれる、つまり値動きが荒くなるということ。2020年も同様に、上にも下にも大きく値が動くことを踏まえて仕込むのがいいでしょう。

 たとえば、素朴ながら、ダメ元で指値を置いてみるというアイデアです。値動きが大きいということは、高い値段も安い値段も値がつきやすいということです。

出所:楽天証券

 相場が荒れる日は板が薄くなるため、買うときには普段値がつかないような安い値段で、売るときにも普段値がつかないような高い値段で指値を入れてみるというのもいいでしょう。ただし、なんとなく指値を入れるのではなく、元々買おうと思っていた銘柄にダメ元で指値を入れてみるという点が大事です。これなら、「相場が荒れる(値動きが大きくなる)」ということに対するメリットが生かせるのではないでしょうか。

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