投資アイデア1:どちらが大統領になっても上がりそうな銘柄を選ぶ
米国も日本もマスコミの報道はあまりアテにならず、またメディアは表立ってトランプ氏優勢と言えない事情もあり、どちらが勝つか、まだ不透明です。双方が拮抗(きっこう)する米大統領選を前に、どんな投資戦略を立てるべきでしょうか。
投資アイデアの一つとして、「どちらが大統領になっても上がりそうな銘柄を選んで中長期で投資する」という方法があります。このような状況では「どっちが勝ってもいいような銘柄に投資するべき」とも言えます。
失業対策に注目
たとえば、「withコロナ」時代にある今、失業対策が必要になるでしょう。
格差が大きい米国で多くの人に仕事を与えるには、道路や橋を直したり、通信設備を作るなど、巨額の予算を投じることができるインフラ整備事業が必要です。そうなれば重機が必要になり、キャタピラー(CAT)、重機などのレンタル業務をしているユナイテッド・レンタルズ(URI)、土木作業のマテリアルや資材を売っているマーチン・マリエッタ・マテリアルズ(MLM)などは好調が見込めるでしょう。
選挙に関係なく強い生活必需品
さらに、P&G(PG)やユニリーバ(UL)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は、大統領選の結果がどうなっても、人々が生活する上での必需品を売っています。そして、コロナワクチンが待望されているため、ワクチン開発を支援しているバイオ医薬品会社のエマージェント・バイオソリューションズ(EBS)も注目していいでしょう。
また、社会構造の変化が目まぐるしく、貧富の差が激しい米国においては、ホームデポ(HD)やロウズ・カンパニーズ(LOW)、100円ショップを経営しているダラーゼネラル(DG)なども注目でしょう。マスコ・コーポレーション(MAS)は水道の蛇口やお風呂場の用品などのアイテムを売っている会社です。