株式市場の動きは?
米大統領選挙投票日から起算してちょうど3カ月前、つまり8月3日のS&P500指数の終値3294.61から、10月22日の終値3440.64までのパフォーマンスは、+4.4%でした。
過去の経験則では、8月3日から11月2日までのS&P500指数のパフォーマンスがマイナスの場合、現職大統領が負けるのだそうです。
これまでの展開ではマーケットは高いので、このまま株式市場が持ちこたえれば、トランプ大統領が再選される可能性もあるということです。
開票を巡る不安
一つ投資家が気をつけるべき点として、開票結果がとても接近していて再集計が必要になった場合、株式市場は不透明感を嫌気する可能性があるということです。
それに関連して、今年の大統領選挙にユニークな点があります。それは新型コロナで「密」を避けるため、郵便投票を行う有権者が多いということです。多くの州では郵便投票の開票を11月3日に行います。その場合、開票作業が遅れることが懸念されているのです。
郵便投票を行っている州のうち、最も重要な州は大票田のフロリダ州です。幸いフロリダ州では投票日の数日前から開票作業を開始することにしています。したがって11月3日の投票日の夜には早い時点でフロリダの郵便投票の結果が公表される見込みです。