バイデン銘柄、騰落率上位はクリーン・エネルギー関連

 図表3は、バイデン株式強気指数を構成する31社をベースに、「3カ月前比騰落率」の高い順(降順)に10銘柄のみを一覧表にしたものです。上昇率で上位5銘柄のセクター(業種)をみると、「Energy-Alternate Sources」(代替エネルギー)に属している事実がわかります。

 例えば、1位のサンパワー(SPWR)、2位のサンラン(RUN)、3位のビビント・ソーラー(VSLR)は太陽光発電関連やソーラーパネル関連株であり、10位のテスラはEV(電気自動車)専業メーカーの最大手として知られています。

 こうした銘柄群の3カ月前比騰落率はS&P500指数の同期間騰落率(+7.9%)を圧倒しています(10月7日)。

 市場参加者がバイデン氏の勝利(当選)を見込み「低炭素経済へのシフトに弾みがつく」と読み始めた可能性が高く、クリーン・エネルギー関連企業の収益見通しに改善期待が強まっているとも言えそうです。

<図表3>バイデン相場をけん引している銘柄群は?

*上記は参考情報であり個別銘柄を推奨する目的のものではありません。
*上記一覧には楽天証券で売買できない銘柄も含まれています。
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2020年10月7日)