本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは106.11

下値メドは105.15

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

Help!

 6日(火曜)のドル/円の高値は105.78円まで。106円を狙う好位置につけているのですが、この日も手が届きませんでした。106円台を最後に見たのは9月14日。

 このところのドル/円相場が円安気味に推移している理由に日米金利差の拡大期待があります。この日のNY債券市場では、米10年債利回りが一時0.79%前後まで約4カ月ぶりの高水準。この長期金利上昇の背景には米国の大型追加景気対策の期待があります。

 ところが、トランプ大統領がツイッターで、景気対策協議を大統領選後まで中止すると発表。失望で米金利は下落に転じ、NY株式市場も大きく下げました。ドル/円の下げは限定的でしたが、上値を追う勢いも弱まりました。

 追加景気対策の成立は、どちらが大統領になるかにもよりますが、クリスマス休暇や来年1月の政治スケジュールを考えると、来年2月まで延びる可能性があります。となれば、今後4カ月近く米経済はカンフル剤なしでやっていくしかないのです。

 新型コロナウイルス対策に関しては、FDA(米食品医薬品局)は、コロナワクチンの緊急使用許可が大統領選挙後になるとの判断を示し、これまでは反対していたホワイトハウスもこれを受け入れる意向。経済の安定的再開はワクチンに頼るところが大きいので、この決定も短期的には米経済にはマイナスです。

 今夜はFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表されます。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の不安とは何か?今日の注目通貨をご覧ください。

毎ヨミ!FXトップニュース

6日のドル/円のNY市場終値は105.64円

 前営業日の終値比▲0.10円だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ - スティーブ・ジョブズ

各国・各通貨トピックス

新型コロナウイルス:
    ロンドンがロックダウンになる可能性
    コロナ再拡大でスペイン首都の移動制限復活

ドル:
    FRBの平均物価目標は「詳細不明」、したがってFRBの利上げ時期も予測不能  
    クラリダ副議長「FRBはインフレ率を2%までもち上げる」 
    共和党と民主党の景気対策の予算に大きなギャップ  大統領選挙前の合意は絶望的 

米大統領選:
    接戦州で多くの民主党員が郵便投票を要求  共和党員は消極的

ユーロ:
    ユーロ/ロシアルーブル、2016年以来の高値つける 
    ドイツ政府、短時間労働給付金を1年延長へ  構造改革遅れる懸念も

ポンド:
    英企業の3割が第3四半期に人員カットを計画

中国人民元:
    中国の大手ECサイトで2,000億円以上のマネーロンダリング  中国当局が発表

NZD:
    NZ財務相「NZ経済はリセッションから力強く回復している」  

その他:
    ドイツが昆虫保護法計画」、夜間の強力な照明を使用禁止
    ティファニー、オンライン売上の収益が全体の15%に
    トランプ大統領「コロナは良いことかもしれない。不快な連中と握手しなくて済む」

主要指標終値

出所:楽天証券が作成