「ニューエコノミー関連株」の堅調傾向は変わらず

 コロナ禍がカタリスト(契機)となり、国内市場では「ニューエコノミー関連株」の優勢が鮮明となっています。

 図表4は、2013年以降のJANE(ジャパン・ニューエコノミー・インデックス)とTOPIX(東証株価指数)の総収益パフォーマンスを比較したものです。

 JANEとは「新経連株価指数(Japan New Economy Index)」の略称で、一般社団法人・新経済連盟(略称は新経連)が2019年6月20日に発表した株価指数です。

 新経連は、イノベーション(創造と革新)、アントレプレナーシップ(起業家精神)、グローバリゼーション(国際的競争力の強化)の促進を目的に設立され、会員企業にはIT関連企業やベンチャー企業が多いことで知られています。

 多くの会員企業が東証、東証マザーズ、ジャスダックに上場されており、JANEは会員企業約100銘柄で構成される浮動株調整時価総額加重平均指数となっています(1銘柄の構成比率上限は3%/起算日は2012年6月1日)。

<図表4>新経連株価指数(JANE)は過去最高値を更新

出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2013年1月初~2020年9月23日)