米国高配当株5:バンク・オブ・モントリオール(BMO)

 カナダで設立された最初の銀行であり、現在でも5大銀行の一行で、ニューヨーク証券取引所に上場しています。時価総額は400億ドル(日本円で約4兆2,500億円)となっています。

事業の注目ポイント

 カナダと米国で個人および商業銀行の事業や、キャピタルマーケット、ウェルスマネジメントなどから構成されています。特に、BMOウェルスマネジメントは10年連続でカナダのベストプライベートバンクに選出されています。

株式の注目ポイント

 リーマン・ショック時にも配当を出しており、過去20年以上にわたり無配は一度もない企業です。バンク・オブ・ノバスコシア同様に基盤のカナダで安定して収益を上げていることから大きな変動がありません。

 それ以外にも、富裕層向けビジネスなどで安定した業績を上げています。しかし、他の金融機関同様、株価は新型コロナ前の水準までは戻していません。

業績動向

 8月25日に発表した四半期決算では、売り上げは市場予想を下回りましたが、EPS(1株当たり利益)は市場予想を上回りました。決算を受けて株価は下落したものの、現在は決算発表時の近辺の株価水準まで戻しております。

注意点

 日本の銀行も同様ですが、世界的な低金利の流れで、貸し出しなどでの収益が上げにくくなっていますので、従来と異なる収益の柱を生み出せるかがポイントです。

株価動向、配当利回り

配当利回り:7.0%

権利落ち日は、10月30日です。
配当は4.24ドル、配当利回りは7.0%(2020年9月8日時点)です。株価は60.54ドルで約6,400円から購入できます(1USD=106円で計算)。2017年からの最高値は84.11ドル、最安値は38.71ドルです(終値ベース)。

注:各銘柄購入額は手数料、税金を除く。

【要チェック】
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