経験則では、投機筋は日経平均先物の買い戻しのタイミングをはかっている

 ここから先は、経験則に基づく、筆者の推測です。弱気筋が相当売りポジションを積み上げている中で、日経平均がじりじり上昇してきた間は、外国人による日経平均先物の買い戻しが入っていました。

 日経平均がここから大きく下がるとしても、投機筋はいったん先物の買い戻しを行うと考えています。米国株の下げが続く間、日経平均も下げが続くと考えられますが、下落率は日経平均の方が小さく済むと思っています。

今日、両院議員総会で、自民党の次期総裁が決まる

 本日9月14日、安倍首相の後任となる、次期総裁が決まります。菅官房長官が総裁選に勝利するのはほぼ確実です。そうなると、アベノミクスの財政・金融政策はそのまま引き継がれると考えられます。そこまでは、株式市場で織り込み済みです。

 新首相のもとでどのような組閣人事が行われるか、衆院解散総選挙は年内あるか、日米・日中関係に変化は生じないか、などが次の注目点となります。

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