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【至急確認を!】その銘柄、売買単位変更や株式分割・併合していませんか?
足立 武志
知って納得!株式投資で負けないための実践的基礎知識
株式投資がうまくいかない、という個人投資家の皆様へ。実践をベースにした「すぐに役立つ真の基礎知識」は、お客様の株式投資戦略に新たなヒントを提供。負けない、失敗しないためにはどのよ…

【至急確認を!】その銘柄、売買単位変更や株式分割・併合していませんか?

2013/10/1
・多くの銘柄で売買単位の変更と株式分割・併合が実施されたこと、ご存知ですか?
・買うつもりの金額の5倍の買い注文を知らずに出してしまっているかも?
・一部だけのつもりが全部売れたり全部のつもりが一部だけしか売れていないことも
・ツナギ売りが過大もしくは過小となる事態も起こりうる
・すぐに証券会社の口座にログインして持ち株や株数のチェックを
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多くの銘柄で売買単位の変更と株式分割・併合が実施されたこと、ご存知ですか?

10月1日から、多くの銘柄が売買単位の変更を行いました。そしてそのうちの大部分は、同時に株式分割や株式併合を行っています。

株式分割や株式併合を行わず、売買単位の変更のみの場合はほとんどが10月1日から効力発生、株式分割や株式併合を伴う場合は9月26日から効力が発生しています。

筆者も証券会社の口座にログインし、9月26日に保有株を確認すると、非常に多くの銘柄で、株式分割や株式併合により株価が前日より大きく変わっており、びっくりしました。筆者自身、売買単位の変更や株式分割・併合がされることを知らなかった銘柄がいくつもありました。

なお、株式分割・併合により株価だけでなく株数も変わりますので、株価×株数で計算した時価は株式分割・併合前後で変わりませんからご安心ください。

10月1日付けで売買単位の変更を行った銘柄の一覧は、以下のリンクをご覧下さい

いつもならば、売買単位変更の背景や株式分割・併合の関連性など、基本的なことをご説明したのちに注意点をご紹介するという順番なのですが、今回は緊急性が高い内容です。そこで、基本的な説明は次回に回し、個人投資家の皆さんに注意していただきたい点や速やかに確認すべき点を今回最優先で説明してまいります。

買うつもりの金額の5倍の買い注文を知らずに出してしまっているかも?

売買単位の変更およびそれに伴う株式分割・併合により注意しなければならないのは、売買単位の変更や株式分割・併合が行われる前の株価を前提とした注文を出してしまうことです。特に、最低売買単位が変更前後で大きく異なるケースには要注意です。

例えば、長谷工コーポレーション(1808)は、2013年9月26日売買分より、売買単位を従来の500株から100株に変更し、同時に5株を1株にする株式併合を行っています。

もし、この売買単位の変更と株式併合が実施されたことを知らず、売買注文を出してしまうとどうなるでしょうか。

9月25日の長谷工コーポレーションの終値は138円でした。9月26日から売買単位の変更と株式併合が行われることを知らず、この138円の株価を基準にして、「5,000株買い」の成り行き注文を翌9月26日の寄り付き前に出したとすると、次のような状況になります。

頭の中:「140円くらいで寄り付くだろうから必要な金額は140円×5,000株=70万円程度だな。」

実際:26日初値665円×5,000株=332万5千円で買い付け

なんと、70万円程度買うつもりが、知らずのうちに5倍の330万円以上も買ってしまうことになるのです。

330万円の預け金が口座内になければ、注文時にエラーが出て事前に気づくことができます。しかし、口座内に十分なお金があれば、何事もなく注文が執行され、成立してしまいます。

一部だけのつもりが全部売れたり全部のつもりが一部だけしか売れていないことも

保有している株を売却する際も注意が必要です。

上記の長谷工コーポレーション株を従来から5,000株保有していた場合、9月26日から株式併合により1,000株に変更となります。このことを知らず、持ち株の5分の1だけ利食い売りしようと思って1,000株の売却注文を9月26日以降に発注すると、5分の1だけ売ったつもりが、持ち株の全部を売却してしまうことになってしまいます。

こんなケースもあります。売買単位を1株から100株に変更するとともに、1株を100株にする株式分割を行ったエー・ディー・ワークス(3250)を株式分割前に100株保有していたなら、株式分割により持ち株数は10,000株に増加します。

でも、そのことを知らずに持ち株を全部売るつもりで100株の売り注文を出したとしたら、実際には持ち株の100分の1しか売れていないことになってしまうのです。

ツナギ売りが過大もしくは過小となる事態も起こりうる

そして、ツナギ売り(一時的な株価下落をヘッジするための空売り)の際も、ツナギ売りが過大となる事態が起こりえます。

例えば上記の長谷工コーポレーション株を株式併合前の株数で5,000株保有していた場合、株式併合後により1,000株になりますから9月26日以降のツナギ売りは1,000株だけ行えば十分です。しかし、ここで5,000株のツナギ売り注文を出してしまうと、差し引きで4,000株も空売りが過大の状態になってしまいます。

逆に、ツナギ売りを必要な数量だけ行ったはずが、過小となるケースもあります。

上記のエー・ディー・ワークス株を株式分割前に100株保有していたなら、株式分割により持ち株数は10,000株に増加します。このことを知らず、株式分割前の100株と同数だけツナギ売り注文を出すとどうなるでしょうか。持ち株の全部をヘッジしたつもりが、株式分割後の持ち株10,000株のうちわずか100分の1しかヘッジできていないことになってしまいます。

すぐに証券会社の口座にログインして持ち株や株数のチェックを

これらのような事態になることを避けるために早急にしていただきたいのは、取引している証券会社の口座にログインし、保有株をチェックして、株価や持ち株数が大きく変わっている銘柄がないかどうか確認することです。

また、9月26日以降に実際に売買を行った方は、すでに上記のような状態になっている可能性もあります。至急証券口座にログインして持ち株や信用取引の建玉の内容をご確認ください。

もし、想定よりも買い過ぎている、売り過ぎている、もしくは買いや売りが足りない、といった状況に早めに気づくことができれば、それをすぐに修正することで影響を最小限に抑えることができます。しかし、いつまでもこの状況に気が付かないでいると、知らぬ間に大きな含み損が生じてしまうことも大いにありえます。

そして、今後売買注文を出す際も、買いすぎや売りすぎ、買い不足や売り不足ということが起きないよう、必ず注文を出す銘柄の「現在の株価」と「売買単位」を確認したうえで発注するようにしてください。

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