自分の運用における「義」は何か、考えてみよう

 私の「義」は何かというと、私自身は、下がったら段階的に買い、上がったら段階的に売るという手法を基本に提案していて、この根底には、「下がった時に買い支え、上がりすぎを抑えることによって、市場の安定、世の中の安定に貢献する」という思いがあります。バブルが大きくなると、その後の恐慌につながります。この思いを根底にした運用が、世の為、人の為になっているので、きちんと資産が増えるという報酬につながっていると考えています。

「義」は、当然ながら、その解釈を含め、人それぞれでよいと思います。
「この会社は世の中に良いことをしているから応援したい。だからこの会社の株を買う。」
「社長の熱意に感動した。」
「○○国が好きだから、その国の債券を買いたい。」

 など、何でもよいと思います。何か自分の損得以外の思いが運用の根本にあると、目先の上がり下がりに一喜一憂することなく、心が落ち着いた状態でいられると思っています。

 ご自身の運用において、これまでに「義」を意識したことがないとしたら、この機会に、自分の運用における「義」は何だろうかと考えてみてはいかがでしょうか? それが明確であれば、資産運用もうまくいき、その「義」を人に話した時に、「いいことしているね!」ときっと言われることでしょう。