仮想通貨で叶える、ラクチン&スマートな未来

玲奈:仮想通貨=危ない、怖いと思うイメージってどうやったらなくせるんでしょうね?

アイク:確かに、大きなハッキング事件が悪いニュースになったりしましたよね。でもあれって、仮想通貨だから危ないっていうのではなくて、例えは悪いけど、例えるなら銀行強盗。仮想通貨を管理している取引所の管理システムが攻撃されてしまったという事ですね。

玲奈:仮想通貨には罪がなくて、悪いことをする人が悪いだけ(笑)。

アイク:そうそう(笑)。仮想通貨そのものは悪くないです。それに、ハッキング事件が起こるたび、セキュリティーシステムの技術もさらに強固になっていくので、どんどんセキュリティーレベルが上がっている。今後はもっと安全で、使いやすくなってくると思います。

玲奈:アイクさんは、仮想通貨がもっと普及すると、未来はどうなると思いますか?

アイク:仮想通貨のベースの技術であるブロックチェーンの応用化が進むと、将来的にはすごく便利になると思う。IoT(Internet of Things:モノのインターネット化)と仮想通貨が組み合わさると、SF的な未来がすぐ実現しそうですよ。例えば、うーん…「スマート冷蔵庫」とか?

玲奈:どんな冷蔵庫?

アイク:僕の家の「スマート冷蔵庫」にミルクが入っているとします。で、僕がミルクを飲んで量が減ったら、冷蔵庫が「量が減ったな」と感知して、自動的にお店に注文してくれて、翌日には家にミルクが届く。冷蔵庫にはいつでも必要な分だけのミルクがある状態。決済は仮想通貨で自動的に送金されて終わり。僕たち、もうやることがない(笑)。

玲奈:そうなると、お財布も持ち歩かなくて済むし、仮想通貨があれば銀行口座だってもう必要ないかも。

アイク:そうそう。SFみたいな未来がもう今にも実現しそうです。

玲奈:そういう決済目的の仮想通貨がまた登場したりしそうですよね。

アイク:そうですね。仮想通貨って、実はスゴイたくさんの種類があることもみんなに知ってほしい。しかも、そのコインそれぞれが、実はいろんな目的があって作られています。

 例えばOmiseGOというコインは、発展途上国で銀行口座を持たない人も、このコインを使ってインターネットで送金や貯金をできるようにすることを目的として作られた仮想通貨。ネットさえつながれば、住んでいる国がお金持ちかどうかも関係なく同じことができる。世界を平等にする可能性がある。それが仮想通貨だと思います。

玲奈:仮想通貨はまだプロジェクトが進行中のものがほとんどですよね。コインも本当にたくさん種類がありますし!

アイク:そう! ビットコインもベースの部分はできていますが、技術のアップデートを繰り返して徐々に進化している。こういうこともちょっと調べたらすぐ分かることなんです。

玲奈:賢いYouTuberが教えてくれる(笑)。

アイク:そうそう(笑)。僕は、仮想通貨の目的を知って、「これが普及するとステキだな、応援したいな」と思えるコンセプトの通貨を選んで買ったりしています。つまり、好きな通貨のプロジェクトを応援する気持ち。

玲奈:株を買うのとちょっと似てますよね。投資だけを目的に、株価が上がりそうな銘柄を探すだけじゃなくて、まだ有名じゃないけど製品がすごくいい! と思う会社の株を買うのも楽しい。

アイク:自分が応援した通貨のプロジェクトがどれくらい進んだのか、それがすごく楽しみなんです。皆さんも、自分が応援する気持ちでコインを選んでみてください。

玲奈:未来の社会のムーブメントに、仮想通貨を通じて参加するつもりで、楽しんでほしいですよね。