特に注目度が高かったIPO3銘柄
その中でも、特に注目度が高かった3銘柄をご紹介します。
ワーナー・ミュージック・グループ(WMG)
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6月3日に新規上場した米国の大手レコード会社で、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ユニバーサル・ミュージックと並び、世界3大レーベルと言われる会社です。アーティストの発掘からレコーディング、音楽のマーケティング、プロモーションなど、音楽に関する一連の事業を行っています。特に最近はストリーミング事業が好調で、同社の業績に貢献しているようです。
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ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)
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6月4日に新規上場したズームインフォ・テクノロジーズはビジネスインテリジェンス・プラットフォーム(企業向けデータ分析)を提供する会社です。AIを活用したデータ分析や、営業に必要なデータベースへのアクセスなどの営業支援ツールをクラウドベースで提供しており、次世代の営業支援ツールを提供する会社として評価されています。同社のビジネスモデルは今注目されている「サブスクリプションモデル」で、売り上げを着実に伸ばしているようで、今後の動向に注目してみてはいかがでしょうか。
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ロイヤルティ・ファーマ(RPRX)
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6月16日に新規上場したロイヤルティ・ファーマは、このIPOで21億8,000万ドルを調達し、米国市場で今年最大の上場案件となりました。同社は、さまざまな医薬品の特許を取得し、その特許を医薬品会社へ提供することで得られるロイヤリティ(使用料)を収入源とするビジネスを展開しています。また、新しい治療法や医薬品の開発のための資金提供も行っており、ビジネス面だけでなく今後の医療や医薬品の発展にも貢献しているという事業を行っています。公開価格は28ドルでしたが、初値は公開価格を約57%上回る44ドルで取引が始まりました。そして、上場3日目には、一時56ドル台まで上昇し、公開価格の約2倍、初値を約27%上回る水準まで上昇する場面がありました。今後の動向にもぜひ注目してみてください。
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