先週の結果

週初め500円以上の下げの後は、2万2,200~2万2,500円の中でのもみ合いへ

 先々週末のNYダウは、チャート上に調整入りの型ができたため、先週の日経平均も連動する可能性があるとしました。しかし、週末こそ▲517円の2万1,995円と2万2,000円を切って引けましたが、その後は、新型コロナウイルス感染者が増加し続けているのも無視して、米株が反発して戻りを試す動きとなったことで、日経平均は2万2,000~2万2,500円の間でのもみ合い状況となりました。

6月29日(月):前週末の米国市場で、新型コロナウイルス感染拡大から景気の回復を遅らせるとの懸念から、NYダウが▲730ドルの2万5,015ドルとなったことで、日経平均は▲257円の2万2,255円で寄り付き、後場になると下げ幅を拡大。一時▲542円の2万1,969円まで下げ、終値は▲517円の2万1,995円と半月ぶりに2万2,000円を割り込みました。4月25日以来、25日移動平均線を下回ることになります。

30日(火):新型コロナウイルス感染拡大の過度な警戒感が和らぎ、前日の週明けの米国市場で主要3指標が大幅反発したことで、日経平均も+340円の2万2,335円で寄り付きました。その後は一時+453円の2万2,448円まで上昇するものの、ここから上値は重く、終値は+293円の2万2,288円の反発となりました。 

7月1日(水):前日の米国市場で、月末、第1四半期の取引が主要3指標揃って続伸したことで、日経平均は+50円の2万2,338円で寄り付きました。しかし、買い一巡後は時間外での米株先物が下げたことで、前引けは▲41円の2万2,246円と反落。後場になると指数先物の売りを交えて下げ幅を拡大し、一時▲249円の2万2,039円まで下げ、終値は▲166円の2万2,121円となりました。

2日(木):前日の米国市場は、マチマチの動きとなりましたが、日経平均は+60円の2万2,182円で寄り付いた後、押し目買いで下げ渋り、ジリ高となって前引けは+144円の2万2,266円で引けました。しかし後場に入ると、東京で新型コロナウイルス感染者が100人を超えるという情報から、緊急事態宣言の再発動が警戒され、一時マイナスになる場面もありましたが、終値は+24円の2万2,145円と小幅反発となりました。

3日(金):前日の米国市場では、6月の米雇用統計が予想以上に改善されたことで、主要3指標揃って上昇。これを受けて日経平均は+120円の2万2,266円で寄り付き、2万2,312円まで上昇しました。後場になると東京の新型コロナウイルス感染者が120人以上との報道から上げ幅を縮小。一時+9円の2万2,154円まで上げ幅を縮小しましたが、大引けにかけては持ち直し+160円の2万2,306円で引けました。しかし、売買代金は1兆6,954億円と2兆円割れ、出来高も9.8億株と10億株割れで市場ボリュームは少なく、指数株の値がさ株によって指数が上昇していることになります。3日の米国市場は「独立記念日の振替休日」のため休場でした。