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ゴールド続落1,280ドル、プラチナ、パラジウム価格が逆転! ほか
池水 雄一
他にはない特別な金のレポート Bruceレポート拾い読み!
Bruce(ブルース)レポートとは、金取引の第一人者、一貫して貴金属ディーリングに従事し、世界中のブリオン(貴金属)関係者の間でも名を馳せた池水雄一氏が執筆する、金融会社・貴金属…

ゴールド続落1,280ドル、プラチナ、パラジウム価格が逆転! ほか

2017/10/3
・ゴールド続落1,280ドル
・プラチナとパラジウム
・ドルとゴールドで相殺小動き
・増加を続けるGold ETF
・プラチナ、パラジウムとうとう逆転!
・FRB議長タカ派発言でドル買い・ゴールド売り
・プラチナ=パラジウムに?
・北朝鮮外相発言でゴールド1,300ドル超え急騰
・ゴールド・プラチナスプレッド拡大へ
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ゴールド続落1,280ドル

2017年10月2日(月)掲載分より

 先週は北朝鮮からの新しいニュースがなく表面的には沈静化。イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長のタカ派的発言がドルの買い戻し、ゴールドの売りをさらにすすめる結果となりました。

 NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の投資家ロングポジションは78トンの減少。2週連続でロングの整理が進んでいます。前週である程度の調整が進んだと思っていましたが、まだまだその売り余力はあったようです。

 北朝鮮情勢よりも米国の金融政策に注目が集まり、今週は米雇用統計の発表があります。トランプ米大統領と北朝鮮の間の過激な言葉の応酬にもマーケットは慣れてしまったようです。しかし決して何も解決したわけではないことを、忘れぬようにしなければなりません。

 長期的な視点で考えると今年は1,050ドルから1,370ドルまで上昇し、100ドルの調整はあってしかるべきと考えます。膨らみすぎたNYMEXのロングからの売りは続いていますが、一方、ゴールドETFは増加を続けており、現在の下落は既存ロングの売りがその原因ですが、買いもしっかり存在しています。その均衡点がどこにあるのかで今回の調整の下値が決まるのでしょう。

CFTC Commitment of Traders Report as of  26 Sep 2017
2017年10月2日(月)掲載分より

出所:池水氏のレポートより抜粋
右軸:投資家ポジション(トン)
左軸:ドル建てゴールド価格

 投資家ロングポジションは841トンから763トンへ78トンへの2週連続での大幅減少となりました。

 

プラチナとパラジウム

2017年10月2日(月)掲載分より

 パラジウムはゴールドと比べてもその値動きはまさに対照的であり、他のメタルが週の安値レベルだったのに対して、パラジウムだけは高値レベルで終わりました。

 その根底には、これまで書いてきたようなファンダメンタルズ、つまりパラジウムの供給不足が存在しているのですが、ただ、それを材料に相当な投資マネーが流れ込んできていることも事実。ここまで上昇した今、特にNYMEXに流入した投資家のロングポジションの調整が、パラジウムの内部要因として心配です。もちろん、それによってファンダメンタルズが変わるわけではありませんが、一時的なセットバック、大きな調整が入る可能性もあります。プラチナとの逆転を達成したことでの達成感からのロングの利食い売りには警戒したいところです。プラチナとの逆転は永続的とはならないと思います(プラチナの触媒としてのよりすぐれた特質そして宝飾需要の存在)。

 しかし、このファンダメンタルズの違いがあるので、しばらくは逆転状態、またほぼパーである関係が続くと考えます。

 

ドルとゴールドで相殺小動き

2017年9月29日(金)掲載分より

 昨日はドルインデックスが下げ、その分ゴールドには買い戻しが入りました。といってもあまり大きな動きはなく静かな一日でした。

 

増加を続けるGold ETF

2017年9月29日(金)掲載分より

 ゴールドの価格下落にもかかわらずGold ETF(上場投資信託)の残高は増え続けています。

 一方NYMEXの投資家ロングポジションは価格とともに減少。つまり1,370ドルからここまでの下げはNYMEXからの売りによって起こっている、先物のlong liquidation(買いのポジションの決済)からということがわかります。ETFには根強い買いが続いているようです。先物はロングの調整がある程度、一段落か。

 

プラチナ・パラジウムとうとう逆転!

2017年9月28日(木)掲載分より

 ドル買いが続き、ゴールドも再び下落。1,281ドルと4週間ぶりの安値。ドルインデックスは93後半とこちらは5週間ぶりの高値です。チャートを見ると年初から続いてきたドル安も92割れでそこを打ったように見えます。トランプ政権の税制改革案が年内に法制化されるとの観測が出て株・ドルが上昇、ゴールド、米国債が売られいわゆるリスクオンという形になりました。

 昨日、北朝鮮リスクはまったく度外視マーケットで米国経済要因だけで動きました。これでいいのでしょうか。

 一方、とうとう逆転しました。プラチナとパラジウム。少なくとも4年くらい前から「パラジウムがプラチナを逆転する」論を主張してきたのですが、とうとう実現しました。プラチナが922ドル、パラジウムは930ドルとパラジウムの価格がプラチナを超えています。

 一時、プラチナがパラジウムの5倍の価格であったことを考えると隔世の感があります。僕は10年前、ちょうど香港にいたころに香港ドルと人民元が逆転したときのことを思い出しました。

 パラジウムの値上がりで、銀歯が来月から値上がりするという日本経済新聞の記事を読みました。そしておそらくこの影響は、自動車産業にもじわじわときているはずです。実はわれわれの最も身近で使われている貴金属は、パラジウムなのですから。

 

FRB議長タカ派発言でドル買い・ゴールド売り

2017年9月27日(水)掲載分より

金曜日に上昇した分を一日かけて売り戻した形となりました。ドルが大きく買い戻され、これに呼応してゴールドは下げました。イエレンFRB議長がクリーブランド、オハイオで講演をし、それが「タカ派的」ということがドル買い・ゴールド売りを誘発したようです。FOMC(米連邦公開市場委員会)で下げ、北朝鮮で上げ、FRBで下げというこの2日間です。ドルインデックスは一時93を超えてほぼこの1カ月の高値になっています。ちょっとこの2つの綱引きが続きそうですね。

 

プラチナ=パラジウムに?

2017年9月27日(水)掲載分より

 プラチナ・パラジウム比が1対1.01となりました。これはほぼ同値と言ってもよいレベルですね。

 ちなみに現在、プラチナが925ドル、パラジウムが917ドルです。

 2009年には、プラチナがパラジウムの5倍であったことはまるで嘘のようです。その需給環境の違いから、短期的な逆転は多いにありえるかと思います。ただ長期的にはどうでしょう。プラチナには宝飾需要があり、触媒としても性能的には優れていると聞いたことがあります。

 もしプラチナがパラジウムよりも安いとなったら今度はパラジウムからプラチナへの代替なんてこともありえます。そうするとまた需給も違ったものになる可能性がありますね。ただそういうことが起こるには長い時間が必要でしょう。

 

北朝鮮外相発言でゴールド1,300ドル超え急騰

2017年9月26日(火)掲載分より

 ゴールド、早くも1,300ドルを回復しました。ロングのポジション調整が一巡したこと、そして国連にきていた北朝鮮外相の発言が買い戻しのきっかけになりました。

 何度も書きますが、北朝鮮情勢は何も解決していません。それどころか日々悪化の一途をたどっているのです。これに慣れてはいけません。李容浩(リ・ヨンホ)北朝鮮外相は、トランプ大統領のTwitterでの発言を「宣戦布告」であるとし、いかなる報復措置も辞さないとし、その中には北朝鮮の領空内でなくても米国の爆撃機を撃墜する権利も含むというものであり、この発言が伝えられると1,293ドルから一時1,312ドルまで大きく上昇しました。やはりまだまだ何があるかわかりません。

 特に北朝鮮情勢は今後年末に向けて悪化するのではないでしょうか。とすればこの1,300ドル割れは逆に絶好のbargain huntingの機会だったのかもしれません。

 

ゴールド・プラチナスプレッド拡大へ

2017年9月26日(火)掲載分より

 史上最高値を更新し続けています。現在、368ドルのプラチナディスカウント。北朝鮮でゴールドがやはり買われやすく、プラチナはそれに追従するだけという立場であり、史上最大の逆転幅はまだ上がありそうです。前回の高値350ドルあたりが限界ではないかと思っていたのですが。

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