4日で半値になることもあれば5倍に上昇することも!カブ価の魅力とリスク

 私もカブ価で「どうぶつの森」内の資産形成をする一人です。最初は子どものゲームプレイをサポートするつもりで、同じ島にアカウントを作ったのですが、むしろ今では私の方が夢中になっては、材木を集め、鉄鉱石を採掘する日々を送っていました。そしてついに、カブにも手を出し始めました。

 このカブ、なかなか投機的です。日曜日の朝にカブ売りがやってきて、そのときが唯一の「買い場」です。その後は月曜から土曜まで午前と午後に値付けが行われ、値下がり局面では4日と待たず半値になるかと思えば、暴騰すると4日ほどで5倍超になります。

 私も102ベル(現地通貨の名称)で購入した900カブを540ベルで売り抜けたときには、子どものアカウントに贈与し住宅ローンを肩代わりしてあげたくらいです(※幸いにして税の概念がないこの島では譲渡益課税も贈与税もかからないのは助かりました。収益から20.315%[復興特別所得税含む]を引かれたり、一定額を超えたら贈与税がかかっていたら大変なことになっていたでしょう。iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)やNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)に類する税制優遇口座が求められるところです)。

 しかも、カブ取引はかなりの短期取引を求められます。何せ次の日曜日が到来すると先週仕込んだカブは全部腐って無価値になってしまうからです。このあたりは野菜のカブの性格を残した演出ですが、どうしても短期トレードせざるを得ず、また売買は投機的になりがちです。